第28回夏期セミナー セッション情報一覧

【第28回夏期セミナー セッション情報一覧】
第28回夏期セミナーのセッション一覧です。参加申し込みの際は、こちらを参考に各コマごとに第1~3希望まで選択して下さい。
なお、セッション情報は随時更新して参りますので、お時間があります時にぜひチェックしてください!

※参加者登録の際に参加希望セッションを登録して頂きます。参加希望セッション登録の際は、1コマ目~5コマ目の全てのセッションに対して、第1希望~第3希望まで必ず登録してくださいますようお願いいたします。

【1日目 8/6(土)】
セッション①(1コマ目) 14:40-16:40 8月19日更新!
セッション②(2コマ目) 17:00-19:00 6月6日更新!

【2日目 8/7(日)】

セッション③(3コマ目) 9:00-11:00      7月1日更新!
セッション④(4コマ目) 15:00-17:00 7月5日更新!
【3日目 8/8(月)】
セッション⑤(5コマ目) 9:00-11:00      6月3日更新!
 
【セッション①】8月6日14:40-16:40
セッション名講師氏名講師所属対象者
【1A】ごちゃまぜムチャブリで学ぶ家庭医療の原理ACCCC飛松 正樹宮崎大学医学部地域医療・総合診療医学講座低学年(1、2年生)
吉村 学宮崎大学地域医療・総合診療医学講座中学年(3、4年生)
松田 俊太郎宮崎大学地域医療・総合診療医学講座高学年(5、6年生)
桐ヶ谷 大淳宮崎大学地域医療・総合診療医学講座医療系学生
早川 学宮崎大学地域医療・総合診療医学講座研修医
三浦 拓宮崎大学地域医療・総合診療医学講座 
キーワード:家庭医療|ACCCC(ACCCA)|多職種連携・チーム医療
家庭医療とは何か?その答えは実際の体験の中にあります。皆さんの現場で、何でもよいのでまず実際に患者さんと関わる経験をしてきてください。自らの体験を題材に、学年・職種の異なる参加者とごちゃまぜグループで楽しくデイスカッション形式で学びます。経験を家庭医療の原理(ACCCC)で振り返り、参加者同士の多様な視点から、また指導医からのムチャブリに応え学びをさらに深めます。 Saultz教授が提唱した家庭医療の原理ACCCC、忙しい日常診療や実習の中ではつい見過ごしがちですが、このセッションを経験すると霧が晴れるように見えてきます。家庭医療の魅力、そして家庭医の価値にさらに気づくこと間違いなしです。
セッション名講師氏名講師所属対象者
【1B】多職種チームで考える家族志向のケア上春美奈岡山家庭医療センター/日本原病院低学年(1、2年生)
山内 優輔岡山家庭医療センター/奈義ファミリークリニック中学年(3、4年生)
和田 嵩平岡山家庭医療センター/奈義ファミリークリニック高学年(5、6年生)
福谷 理香岡山家庭医療センター/家庭医療看護師養成コース医療系学生
河南 真依マスカット薬局/家庭医療専門薬剤師レジデント研修医
丸山 淳也岡山家庭医療センター/奈義ファミリークリニック 
 津山ファミリークリニック 
玉井 友里子岡山家庭医療センター/湯郷ファミリークリニック 
キーワード:家庭医療|家族志向性ケア|ライフサイクル・ライフイベント|医療面接|多職種連携・チーム医療
みなさんは「家族志向のケア」を知っていますか?家族は患者の健康に大きく影響するため、家庭医は家族を含めて関わろうとアプローチします。これが「家族志向のケア」で、なんとなく大切だと感じても実際に学生の間に学ぶ機会は多くありません。「家族志向のケア」は家庭医を特徴付ける能力の一つとされ、私たちは岡山県北部で診療所や療養型の病院をベースに実践する中で、医師だけでなく全ての医療者が家族についての考え方やアプローチ法を身に付けることで患者を取り巻くチームとして同じ基盤に立ち、より良いケアを提供できると考えています。今回は、初めて家族志向のケアに触れる参加者を主な対象に、模擬症例を用いて家族志向のケアの基本原則や家族を評価するツール、その実践について多職種でのグループディスカッションを通じて学びます。このセッションを通じて患者とその背後の「家族の木」が見えたら将来一歩先を行く医療者になれますよ!
セッション名講師氏名講師所属対象者
【1C】医療面接で体験!患者中心の医療の第一歩山本 由布笠間市立病院/筑波大学総合診療グループ低学年(1、2年生)
高橋 弘樹筑波大学総合診療グループ中学年(3、4年生)
中野 寛也筑波大学総合診療グループ高学年(5、6年生)
劉 彦伯筑波大学総合診療グループ医療系学生
竹内 優都筑波メディカルセンター病院研修医
任 明夏筑波メディカルセンター病院 
宮崎 賢治筑波メディカルセンター病院 
任 瑞大和クリニック 
キーワード:家庭医療|生物・心理・社会モデル|患者中心の医療|解釈モデル|医療面接
 「患者中心の医療の方法」とは、家庭医にとって身につけておくべき大事な臨床技法のひとつです。このセッションでは、その始めの一歩を学びます。この視点を持つと、患者さんと上手くいかないと思った時や、診察後に違和感やもやもやを感じた時の、解決の糸口になるかもしれません。日々の出来事から診療に至るまでの場面を例に挙げ、できるだけ具体的に、かみ砕いて伝えられればと目下格闘中です。ロールプレイが苦手な方もお待ちしています。  患者中心の医療って何?と思ったあなた、医療現場だけでなく、最近学校や家庭(?)でも人間関係がうまくいかず元気が出ないあなた、参加をお待ちしています。 
セッション名講師氏名講師所属対象者
【1D】あなたは何系ジェネラリスト?
~ジェネラリスト像から研修、キャリアについて考える~
津田 修治菊川市家庭医療センター低学年(1、2年生)
 静岡家庭医養成プログラム中学年(3、3年生)
綿貫 聡東京都立多摩総合医療センター救急・総合診療センター高学年(5、5年生)
三浦 太郎富山大学富山プライマリ・ケア講座 
 とやまNANTOーRENKEI総合診療医養成プログラム研修医
中山 明子大津ファミリークリニック 
 音羽病院 家庭医療科 
加藤 光樹まどかファミリークリニック 
濱井 彩乃安房地域医療センター 
 亀田ファミリークリニック館山 
杉谷 真季医療法人社団プラタナス 桜新町アーバンクリニック 
高木 暢多摩ファミリークリニック 
キーワード:家庭医療|総合診療|地域医療|家庭医とは?
地域で活躍する家庭医、都市部で活躍する家庭医、得意領域を持つ家庭医、病院総合医、ドクターG、研究者や教育者、ジェネラリストの活躍の幅はますます多様になってきています。また、ジェネラリストのキャリアの基礎となる専門研修プログラムも増えており、学生や研修医のみなさんは一つずつ選択していくことになります。        このセッションでは、卒後10年前後でそれぞれの方向性を持って活躍する、もと夏期セミナースタッフたちが担当し、現在の働き方と、受け た研修やこれまでの道のりについて、ワールドカフェ形式で参加者と一緒に考えます。 セッションを通して、多様なジェネラリスト像、研修の選び方、キャリアの紆余曲折について理解します。参加者が自分の目指すジェネラリスト像を見つけて、大学や実習、サークル活動などで、次のステップにつながるきっかけを作ることがセッションの目標です。
セッション名講師氏名講師所属対象者
【1E】患者さんの病の経過に寄り添おう
~すわ家直伝!疾患のステージ別アプローチ~
小澤 廣記諏訪中央病院低学年(1、2年生)
奥 知久諏訪中央病院中学年(3、4年生)
竹内 廉諏訪中央病院高学年(5、6年生)
吉田 のり子諏訪中央病院医療系学生
今村 裕亮諏訪中央病院研修医
水間 悟氏諏訪中央病院 
山口 裕起子諏訪中央病院 
胡田 健一郎諏訪中央病院 
中野 恵理諏訪中央病院 
藤川 裕恭諏訪中央病院 
光田 栄子諏訪中央病院 
キーワード:総合診療|生物・心理・社会モデル|患者中心の医療|臨床推論・診断学|リハビリテーション|多職種連携・チーム医療
患者さんにとって、病気にかかるとはどのような体験なのでしょう。疾患の時期(ステージ)によって移り変わる医療へのニーズと、我々からのアプローチについて、一緒に学ぶ場を企画しました。「すわ家」こと、諏訪中央病院の家庭医療プログラムが送る、渾身のセッションです!  医療には、患者さんの疾患の時期に応じて、様々な役割があります。急性期では疾患の診断や治療、回復期ではリハビリテーション、維持期では在宅診療などです。ここ長野県の諏訪中央病院では、一人の医師が患者さんの付き人のように、救急外来から急性期病棟、リハビリ病棟と、様々な場所に足を運びます。必要があれば患者さんのお宅にも伺い在宅診療を行います。  本セッションでは、そんな諏訪中央病院の研修医になったつもりで、医療者の役割や患者さんの思いの移り変わりを感じてもらえればと思います。そこから見えてくるのが「患者中心の医療」という、私達にとって最も重要なコンセプトです。  夏期セミナーでのみなさんとの出会いを、すわ家一同楽しみにしています!
セッション名講師氏名講師所属対象者
【1F】もし“ふつう”の研修医が家庭医療研修をうけたら~もしカテ~近藤 諭三重大学家庭医療学プログラム低学年(1、2年生)
 三重大学医学部附属病院総合診療科中学年(3、4年生)
鶴田 真三三重大学家庭医療学プログラム高学年(5、6年生)
 三重県立一志病院 家庭医療科医療系学生
岩佐 紘三重大学家庭医療学プログラム研修医
 亀山市立医療センター 
位田 剣三重大学家庭医療学プログラム 
 名張市立病院 
志田 幸太三重大学家庭医療学プログラム 
 三重大学医学部附属病院 
橋本 修嗣三重大学家庭医療学プログラム 
 名張市立病院 
原田 直樹三重大学家庭医療学プログラム 
 津ファミリークリニック 
宮崎 景三重大学家庭医療学プログラム 
 高茶屋診療所 
森 洋平三重大学家庭医療学プログラム 
 三重大学医学部附属病院総合診療科 
矢部 千鶴三重大学家庭医療学プログラム 
 三重県立一志病院 家庭医療科 
渡辺 光三重大学家庭医療学プログラム 
 三重県立一志病院 家庭医療科 
キーワード:家庭医療|家庭医とは?|総合診療専門医研修制度|患者中心の医療|プロフェッショナリズム
“ふつう”の研修医が、たった3年間で「家庭医です」と胸を張って言える。そんな家庭医療の後期研修って、一体どんなもの? 家庭医療専門医は、2017年度から導入される新専門医制度の総合診療専門医の位置付けとほぼ同じとされています。 このセッションは、そんな家庭医療の後期研修をグループワークも織り交ぜつつ体験し、家庭医療研修を俯瞰することを目的にしています。 医学生・初期研修医だけでなく、多職種の学生たちにも、家庭医のタマゴがどんなことを学んで、どんなことを大事にしているのかを知ってほしいと、私たちスタッフは考えています。 どんな無理難題(?)が待ち受けているのか。 家庭医の先輩達のように、自分も成長できるのか。 仲間ともに悩みつつ成長する家庭医の姿とは? その答えを、研修中の若手家庭医~研修後の家庭医による幅広い層のスタッフと一緒に見つけてみませんか?
セッション名講師氏名講師所属対象者
【1G】家庭医・総合診療医が病院で実践する!患者中心の医療の方法中村 光輝福島県立医科大学地域・家庭医療学講座低学年(1、2年生)
 喜多方市地域・家庭医療センター中学年(3、4年生)
石井 敦福島県立医科大学地域・家庭医療学講座高学年(5、6年生)
 養生会かしま病院医療系学生
渡邉 聡子福島県立医科大学地域・家庭医療学講座研修医
 養生会かしま病院 
藤原 学福島県立医科大学地域・家庭医療学講座 
 養生会かしま病院 
本多 由李恵福島県立医科大学地域・家庭医療学講座 
 仁泉会保原中央クリニック 
キーワード:総合診療専門医研修制度|患者中心の医療|家族志向性ケア|臨床推論・診断学
医師である以上、診断・治療といった基本的臨床能力が求められることは言うまでもありません。しかし、それだけで目の前の患者さんを充分Happyにできるのでしょうか?本セッションの前半は臨床推論・診断学、後半は家族志向ケアを主とした総合的マネジメントの二部構成となっています。ひとりの患者さんを通して患者中心の医療の方法の全容を一貫して学ぶことができる、1粒で2度美味しいアーモンドグリコのような構造となっています。  患者中心の医療を極めるのはとても難しいことです。しかし、参加者それぞれのこれまでの経験と本セッションでの学びを駆使すれば、たとえ学生であってもチャレンジできるものであることを実感してもらえるはずです。そんな難題に挑みながら、日々成長し続けている当講座専攻医の“日常”を体験してみませんか?きっと、家庭医・総合診療医の醍醐味を堪能できると思います!
セッション名講師氏名講師所属対象者
【1H】行動変容へのアプローチ ~行動科学に基づく医療面接の実践~ 宮田 潤恵寿総合病院家族みんなの医療センター家庭医療科低学年(1、2年生)
井階 友貴高浜町国民健康保険和田診療所中学年(3、4年生)
伊藤 有紀子福井大学医学部附属病院総合診療部高学年(5、6年生)
岡崎 友里浜松医療センター産婦人科医療系学生
此下 尚寛南越前町国民健康保険 今庄診療所研修医
佐々木 隆徳坂総合病院 救急科 
澤田 裕介高浜町国民健康保険 和田診療所 
鈴木 友輔国立病院機構 あわら病院 
伊達岡 要恵寿総合病院 家族みんなの医療センター 家庭医療科 
中村 一樹南砺市利賀診療所 
本郷 舞依坂総合病院 総合診療科 
吉岡 哲也恵寿総合病院 家族みんなの医療センター 家庭医療科 
渡辺 史子富山大学附属病院総合診療部 
キーワード:予防医学・ヘルスプロモーション|医療面接|患者教育・行動変容|コミュニケーションスキル
医療者として人々と関わる中で、禁煙指導や食事指導などを行う機会は多いかと思います。将来的に家庭医療に従事しようと思う人はもちろんのこと、他の診療科であっても、健康教育に携わる機会はたくさんあるはずです。しかしながら、そういった際の手法論を学ぶ機会は、あまりないのが現状です。 このセッションの目標は、予防医学的な介入が必要な患者さんへのアプローチ方法を学び、実践できるようになって頂くことです。少人数でのグループワークを中心とし、できるだけ多くの回数、模擬診療を行えるようにしています。実際にシナリオを用いつつ、様々なスキルを身につけながら、行動科学のエッセンスを一緒に学んでいきましょう!
 
【セッション②】8月6日17:00-19:00
セッション名講師氏名講師所属対象者
【2A】Inner consultationに学ぶ総合診療医の医療面接上野 暢一北海道家庭医療学センター低学年(1、2年生)
 本輪西ファミリークリニック中学年(3、4年生)
草場 鉄周北海道家庭医療学センター高学年(5、6年生)
堀 哲也北海道社会事業協会帯広病院 総合診療科 医療系学生
川合 晴朗更別村国民健康保険診療所研修医
榎原 剛本輪西ファミリークリニック 
後藤 高明寿都町立寿都診療所 
 北海道家庭医療学センター 
佐治 朝子北星ファミリークリニック 
 北海道家庭医療学センター 
安達 記広国民健康保険 上川医療センター 
 北海道家庭医療学センター 
安達 ひろむ国民健康保険 上川医療センター 
 北海道家庭医療学センター 
神田 萌北海道社会事業協会帯広病院 総合診療科 
キーワード:家庭医療|総合診療|患者中心の医療|医療面接|医師患者関係|コミュニケーションスキル
多様な健康問題を抱えた患者さんがもつ不安や願いをくみ取り、信頼関係を築いていく医療面接は、総合診療医のまさにアートといえる技能のひとつとなっています。ただ多忙な勤務や患者さんの生死にむきあうなか、ストレスを抱えたり、強く感情が湧き上がり知らず診療に影響を及ぼすことがあります。単なるコミュニケーションテクニックでは解決に結びつかず、どのように自らをマネジメントし、面接を行っていくか不安に思っておられるかたもいらっしゃるのではないでしょうか。 そこで昨年に続き、ご好評いただいた内容をさらにバージョンアップさせ、自己管理を含めた医療面接技法であるInner consultationのワークショップを提供し、監訳者である草場鉄周氏とともに、総合診療医というキャリアを真剣に考えるみなさんに医療面接の生き生きとした楽しさをお伝えしていきます。
セッション名講師氏名講師所属対象者
【2B】これが私~総合診療医~の生きる道 
ーキャリアの幅広さとリアルを知ろうー
神廣 憲記医療法人社団淀さんせん会金井病院低学年(1、2年生)
 関西家庭医療学センター中学年(3、4年生)
松井 善典浅井東診療所/北海道家庭医療学センター高学年(5、6年生)
 関西家庭医療学センター医療系学生
宮地 純一郎浅井東診療所/北海道家庭医療学センター/関西家庭医療研修医
 学センター/京都大学医学研究科 医学教育推進センター 
金井 伸行金井病院/関西家庭医療学センター 
米山 克二郎金井病院/関西家庭医療学センター 
坂本 晴子大阪赤十字病院小児科/関西家庭医療学センター 
松島 和樹金井病院/関西家庭医療学センター 
荒 隆紀関西家庭医療学センターレジデント 
柏崎 元皓関西家庭医療学センターレジデント 
キーワード:家庭医療|総合診療|プロフェッショナリズム
2017年度からの新専門医制度が話題になる中、キャリアについて悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
 メディアでは、大病院で難しい疾患を診断する病院総合医や僻地・離島に密着した診療所家庭医といった医師像が脚光をあびがちです。
 「病院総合医と家庭医の二択なのか」「総合医は何でもできないといけないのか」…そんなことはありません。実際のキャリアは医学生の皆さんに見える以上に多様な選択肢と可能性に満ちています。しかし、時には厳しい制約の前に選択を迫られます。
  このワークショップではそうした可能性と制限のリアルを伝えるべく、臨床に加え経営、教育、研究といった様々な役割を持っていたり、家庭との両立に苦心した医師たちが一堂に会して、リアルで多彩な総合診療医のキャリアの経験を語ります。更には、キャリアの理論を参考に、参加者が自分の立場に立ち戻り、キャリアに向けた準備を探る場をお届けします。
 キャリアを遠い未来の他人事としてではなく、自分の目の前の地道な一歩と結びつけられる、そんな時間を目指してセッションをお届けします!
セッション名講師氏名講師所属対象者
【2C】患者に選ばれるチームの作り方
~ 高機能チームはどうやって生まれるのか? ~
  低学年(1、2年生)
加藤 光樹まどかファミリークリニック中学年(3、4年生)
貴島 啓介まどかファミリークリニック高学年(5、6年生)
  医療系学生
  研修医
キーワード:家庭医療|医療経済、経営|ビジネススキル|リーダーシップ
医療業界は、外的環境の変化が速く不確実性が高い、労働集約型産業で人のパフォーマンスがサービスの質に大きく影響する、などの特徴があります。そんな医療業界で患者から選ばれる医療機関であるためには、医療機関のスタッフは、組織・チームとして常に学び続け、高いパフォーマンスを発揮できるように訓練されている必要があります。では、そうした「学習する組織」や「高機能チーム」となり、患者から選ばれるような存在となるために、私たちは何ができるのでしょうか?第27回夏期セミナーでは「地域志向の健康マーケティング~なぜ患者は家庭医を訪れるか?~」と題し、地域から選ばれる医療機関となるために、地域のニーズの推定方法やアクセスバリアの改善法について学んでいただきました。今回は患者から選ばれる「学習するチーム」や「高機能チーム」を作るために、家庭医がどんな取り組みを行っていけばよいのかについて、皆さんと考えていきたいと思います。今回のテーマは「組織行動論」です。
セッション名講師氏名講師所属対象者
【2D】ジェネラル寄りなひよこ集合!
(若手医師部会企画:初期研修医限定セッション)
三浦 太郎日本プライマリ・ケア連合学会若手医師部会 
 富山大学富山プライマリ・ケア講座 
清水 洋介佐久総合病院 
宮本 侑達亀田ファミリークリニック館山 
小川 太志南砺市民病院研修医
名越 康晴北海道家庭医療学センター 
横山 加奈子京都家庭医療学センター 
中井川 真季常陸大宮済生会病院 
中村 一樹南砺市利賀診療所 
黒岩 冴己北海道家庭医療学センター 
西澤 寛貴京都家庭医療学センター 
キーワード:家庭医療|総合診療|家庭医とは?|患者中心の医療|ライフサイクル・ライフイベント
ジェネラルに興味のある初期研修医が集い、初期研修医ならではの学びと交流を深められます。研修医になってみて考えたり感じたりすることは、学生時代とはまた違ってきます。研修生活のこと、ローテーションでの学び方、キャリア・進路の悩み、勉強の仕方など、ちょっと上のお兄さんお姉さんと一緒に喋りあってみませんか?家庭医療に初めて触れる人のために家庭医療の基本のキを学べるコーナーも用意しました。様々な場で頑張る同世代研修医と、お互いに刺激し合いながらみんなで繋がり、楽しめるセッションです。
セッション名講師氏名講師所属対象者
【2E】地域に打って出る医療の実践方法
~Community Oriented Primary Careの手法を用いて地域を考える~
朴 大昊鳥取大学医学部地域医療学講座低学年(1、2年生)
金 弘子頴田病院中学年(3、4年生)
中山 元奈義ファミリークリニック高学年(5、6年生)
高橋 毅地域医療振興協会/ゆきあかり診療所医療系学生
藤井 麻耶佐久総合病院/川上村診療所研修医
里井 義尚東京家庭医療学センター 
和田 嵩平岡山家庭医療センター 
末永 拓郎石巻市立開成仮診療所 
李 瑛沖縄県立宮古病院 
キーワード:地域医療|離島医療|へき地医療|地域志向性ケア、地域包括ケア
地域志向性という言葉は聞いたことがあるかもしれませんが、具体的にどのように地域の問題点やリソースを把握し、どのような介入をするのかは教科書を読んでもなかなかわかりません。 今回、皆さんと同じように学生時代から「地域医療」や「総合的にみる医療者」に興味を持って、同じ大学で共に学び、卒後全国で活躍するメンバーが集いました。診療のセッティングは、診療所では沖縄の離島、長野や新潟の山奥、首都圏のベッドタウン、病院も都市部や山間部まで様々な経験を持っているメンバーでワークショップを行います。具体的にはケースベースのロールプレイを通し、様々な地域設定でアプローチを体験してもらう予定です。今回はCommunity Oriented Priumary Care(COPC)の手法を通して地域指向性を学んでもらいます。みんなで一緒に学び(教科書的知識)、事例に共に考えながら挑んで(ロールプレイによる理解、応用)、地域に目を向けることのできる医療者になりましょう!
セッション名講師氏名講師所属対象者
【2F】体験!多職種での意思決定!
~在宅?病院?あなたのチームはどっちを選ぶ!
藤谷 直明宮崎医院低学年(1、2年生)
 大分大学医学部附属病院総合内科・総合診療科中学年(3、4年生)
江口 幸士郎今立内科クリニック/きずなクリニック高学年(5、6年生)
岡崎 友里浜松医療センター産婦人科医療系学生
岡江 晃児大分医療センター研修医
山下 拓朗菊川市立総合病院 
石井 えり清風会 訪問看護ステーションあゆみ 
鴛海 太郎別府医療センター 
 大分大学 総合診療医・家庭医養成プログラム 
石原 あやか豊後大野市民病院 
 大分大学 総合診療医・家庭医養成プログラム 
堀之内 登大分市医師会立アルメイダ病院 
 大分大学 総合診療医・家庭医養成プログラム 
キーワード:家庭医療|総合診療|患者中心の医療|多職種連携・チーム医療
あなたは多職種でのカンファレンスに参加したことはありますか? 臨牀の現場では、患者さんや家族の意向と各職種での評価をもとに話し合い、チームで意思決定をしていきます。そうすることで、患者さんにとって一番良い方法をみんなで探していくのです。 このセッションでは、参加者にそれぞれ患者、家族、医師、看護師、リハビリ、ソーシャルワーカーの役になってもらい、職種ごとにレクチャーを受けた後に、多職種カンファレンスのロールプレイを行います。 職種ごとのレクチャーはどの職種も、現職で活躍されている方々です!実践的な視点と各職種がどんなことを考えてるのか、その価値観や哲学を学びましょう! そして、ロールプレイでは1つの立場から見えなかった様々なことが明らかになります。そんな中、チームで結果をだすにはどうすればいいか、実際にカンファレンスをして、学びましょう。 各職種の視点を学び、多職種での意思決定を体験しましょう!
セッション名講師氏名講師所属対象者
【2G】家庭医として、こどもをみる目を身につける関口 由希公医療生協さいたま総合診療医・家庭医センターSGFAM低学年(1、2年生)
 さいわい診療所中学年(3、4年生)
増山 由紀子医療生協さいたま総合診療医・家庭医センターSGFAM高学年(5、6年生)
 大井協同診療所医療系学生
小堀 勝充医療生協さいたま熊谷生協病院研修医
山田 歩美医療生協さいたま総合診療医・家庭医センターSGFAM 
 埼玉協同病院 
久志本 舞衣子医療生協さいたま総合診療医・家庭医センターSGFAM 
 埼玉協同病院 
小野塚 良輔医療生協さいたま総合診療医・家庭医センターSGFAM 
 埼玉協同病院 
尾内 綾医療生協さいたま埼玉協同病院 
松村 憲浩医療生協さいたま埼玉協同病院 
芦野 朱医療生協さいたま総合診療医・家庭医センターSGFAM 
 事務局 
キーワード:家庭医療|地域医療|家族志向性ケア|コモンディジーズ
このセッションではこどもの診療のコツをお伝えします。こどもの発達をみたり、継続的に関わる中でお母さんの子育ても応援できる診療の仕方や考え方を学びます。 講師は小児科医ながら子供からお年寄りの外来、訪問診療、看取りをしているベテラン小児科医と地域の診療所で活躍する家庭医がお届けします。 家庭医としての第一歩としてこどもをみる目を身につけ、こどもを上手にみるための基本を一緒に学びましょう!
セッション名講師氏名講師所属対象者
【2H】スピリチュアル・ペインを話そう佐藤 只空広島市民病院 総合診療科/広島大学低学年(1、2年生)
菊地 由花広島大学病院総合内科・総合診療科中学年(3、4年生)
小林 知貴広島大学病院総合内科・総合診療科高学年(5、6年生)
河原 章浩広島大学病院総合内科・総合診療科医療系学生
小池 隆夫広島大学病院総合内科・総合診療科研修医
原武 大介広島大学病院総合内科・総合診療科 
キーワード:家庭医療|ライフサイクル・ライフイベント|ストレスケア、メンタルヘルス|医療倫理
人は、なぜ生きているのでしょうか?どうして死ななければならないのでしょうか?そういう疑問をあなたは抱いたことがありますか?もしも目の前の人がこのような疑問を、時には耐え難い痛みとともに抱いていたならば、あなたは答えることができますか?WHOは緩和ケア領域において人が死に至る過程で生じる痛みを4つに分類しました。身体的痛み、精神的痛み、社会的痛み、そしてスピリチュアル・ペインです。近年の緩和ケアの発達に伴い、前3つの痛みについては学ぶ機会も増えています。しかし、スピリチュアル・ペイン、つまり先にあげたような人の根源的な「生死」に関わる疑問にまつわる痛みについては、未だ議論の場を探す事すら難しいのが現状です。このセッションでは現役の僧侶(兼医師)と共に、「なぜ死ぬのか」という医療に携わる上では避けては通れない根源的な疑問について皆で話し合います。普段あまり話すことのないこのテーマについて真摯に話してみませんか?
 
【セッション③】8月7日9:00-11:00
セッション名講師氏名講師所属対象者
【3A】ナースの頭の中を大解明!!看護理論・看護過程を使ってみよう  低学年(1、2年生)
田中 亜紀子トータルファミリーケア北西医院中学年(3、4年生)
宮沢 麻有加飯塚病院高学年(5、6年生)
石井 絵里 医療系学生
  研修医
キーワード:家庭医療|患者中心の医療|家族志向性ケア|多職種連携・チーム医療
看護師セッション第4弾!皆様に看護の魅力を感じていただきたく、今年もやってまいりました!どの職種にとっても看護師は身近な存在だと思います。その看護師の役割や、どんな考えを持ってケアを行っているのか、ご存知ですか??普段何気なく行っているように見えるケアも、ちゃんと根拠を持って実践しています。その根拠となるものが看護理論です。前半は看護師の役割や看護理論について学んでいきます。そして後半は、ある一家の事例を使ってグループワークを行います。この家族が安心して在宅で暮らしていくためにはどうしたらいいのか、関連図をもとに看護計画を立て、看護過程を展開しながら一緒に考えて行きましょう!!現場の看護師にもどんどん質問して下さい。皆さんの自由な発想と感性をお待ちしています!職種を超えて、一緒に家庭医療の中での看護について考えてみませんか?
セッション名講師氏名講師所属対象者
【3B】学校では教えてくれない「薬」の知識小林 知貴広島大学病院 総合内科・総合診療科 
菊地 由花広島大学病院 総合内科・総合診療科中学年(3、4年生)
木村 一紀信愛クリニック高学年(5、6年生)
河原 章浩吉島病院 内科 
佐藤 只空広島市民病院 総合診療科研修医
小池 隆夫広島西医療センター 総合診療科 
原武 大介安佐市民病院 総合診療科 
キーワード:総合診療
学生時代に「薬」のことについて学ぶ機会はどれくらいあったでしょうか?しかし、医師になるとまず待っている仕事の一つが「処方」です。よくわからない薬を、MRさんの言うとおりになんとなく処方をしている、多くの人がはじめはそのような感じではないでしょうか?このセッションでは、薬を処方する時に注意するべき点や知っておくとためになる知識などを、日常良く使う薬を例にレクチャーを行います。研修を始める前の学生さんにおすすめです。
セッション名講師氏名講師所属対象者
【3C】産業医を体験しよう!~「働く」を考慮した全人的医療を考える~田中 完新日鐵住金株式会社鹿島製鉄所安全環境防災部低学年(1、2年生)
 安全健康室中学年(3、4年生)
友永 泰介新日鐵住金鹿島製鉄所高学年(5、6年生)
井上 大輔新日鐵住金鹿島製鉄所医療系学生
阪本 直人筑波大学地域医療教育学研修医
   
キーワード:総合診療|救急医療|地域医療|患者中心の医療|地域志向性ケア、地域包括ケア|家族志向性ケア|ライフサイクル・ライフイベント|ストレスケア、メンタルヘルス|EBM|臨床疫学|公衆衛生|予防医学・ヘルスプロモーション|保険・福祉|校医・産業医|コモンディジーズ|慢性疾患のケア|医療面接|患者教育・行動変容|医師患者関係|コミュニケーションスキル|医療倫理|リハビリテーション|多職種連携・チーム医療|医療行政|ビジネススキル|災害医療|リーダーシップ|プロフェッショナリズム
一日3回処方、3交替勤務者はどう飲むのでしょうか?職場を変えるよう指示したら、仕事を失う羽目に!?働くことと治療することが、うまく合わずに悩む患者がいます。医療職からすれば、治療は命を守ることだから当然最優先と考えますが、患者にとってみれば、働いてお金を稼がないと家族が路頭に迷う、或いは生きがいを失って生きている意味さえない、と考えて働くことを優先する場合があります。働くことと治療することは両立できるのでしょうか?個人アプローチだけではありません。経済活動という仕組みで動く企業をうまく利用することにより、そこで働く人を健康にする健康経営という概念もあります。「働く」を考えることで全人的医療を実践し、公衆衛生に貢献する、産業医の魅力を体験しよう!
セッション名講師氏名講師所属対象者
【3D】日本でどんな家庭医が育っているの?
~第5回! 家庭医療専門医試験を体験する
中村 琢弥弓削メディカルクリニック滋賀家庭医療学センター低学年(1、2年生)
今藤 誠俊東京保健生活協同組合 根津診療所中学年(3、4年生)
川口 篤也函館稜北病院 総合診療科高学年(5、6年生)
佐々木 隆徳みちのく総合診療医学センター/坂総合病院 
宇井 睦人川崎市立井田病院/かわさき総合ケアセンター研修医
田原 正夫おくだ在宅クリニック 
清田 実穂医療福祉生協連家庭医療学開発センター 
 あさお診療所 
近藤 諭三重大学医学部附属病院 総合診療科 
キーワード:家庭医療|総合診療|救急医療|家庭医教育・生涯学習|総合診療専門医試験|総合診療専門医研修制度|日本の家庭医制度|予防医学・ヘルスプロモーション|コモンディジーズ|医療面接|コミュニケーションスキル|臨床推論・診断学|身体診察
日本でも2008年から家庭医療専門医が誕生しています。いったいどんな方法で、どんな勉強をして、どんな試験を受けているのでしょう。 これまで2012年より大好評につき開催させていただいている当チームによるセッションでは、日本の家庭医がどんな医者を目指して研修内容と試験内容が組まれているのか理解し、学ぶことが可能です。  そして、回を重ねる毎に洗練されている充実のWS形式で専門医試験の疑似体験していただく楽しい体験型セッションをお送りします。来たれ!未来の日本の家庭医!
セッション名講師氏名講師所属対象者
【3E】在宅QUEST~ ICFを通して、生活を支える医療者になる~黒木 史仁みちのく総合診療医学センター/坂総合病院低学年(1、2年生)
深瀬 龍最上町立最上病院中学年(3、4年生)
豊田 喜弘福島県立医科大学 医学部 地域・家庭医療学講座高学年(5、6年生)
室谷 智子みちのく総合診療医学センター/泉病院医療系学生
末永 拓郎石巻市立病院開成仮診療所研修医
櫻井 広子岩手県立中央病院 総合診療科 
遠藤 貴士石巻市立病院開成仮診療所 
川瀬 隆一至誠堂総合病院 
キーワード:家庭医療|地域医療|多職種連携・チーム医療|リハビリテーション
在宅診療では患者さんやその家族の生活を垣間見たり、多職種連携の重要性をより実感する興味深い分野です。今回は、訪問診療を開始することになったとある家庭を用意しました。目の前にある自宅のミニチュアを通して、患者さんの実際の生活を疑似体験し、問題点の洗い出しやグループごとの解決策を模索します。在宅診療の困難や楽しさ、多職種連携について深めていきます。在宅診療では患者さんやその家族の生活を垣間見たり、多職種連携の重要性をより実感する興味深い分野です。今回のWSでは、訪問診療を利用している患者宅のミニチュアを用意しました。まず、目の前にある小さな現場を通して、患者さんの実際の生活を疑似体験します。そのうえで、情報整理のツールとして、リハビリテーションにおける評価の基本的枠組みである国際生活機能分類(ICF)を利用し、問題点の洗い出しやグループごとの解決策を模索します。そして、在宅診療の困難や楽しさ、多職種連携について深めていきます。
セッション名講師氏名講師所属対象者
【3F】臨床研究にトライ!身体診察による診断法を評価する一瀬 直日日本プライマリ・ケア連合学会 研究支援委員会 
 赤穂市民病院中学年(3、4年生)
野口 善令名古屋第二赤十字病院高学年(5、6年生)
大野 毎子唐津市民病院医療系学生
峯昌 啓赤穂市民病院 
キーワード:EBM|臨床疫学|臨床研究|臨床推論・診断学|身体診察
臨床研究って何か知っていますか?試験管を持って薬品を混ぜたり、遺伝子組み換えをすることをイメージいますか?いえいえ、実験室での基礎医学研究と異なり、人を対象として臨床の現場で行われる研究のことです。ですから、患者さんたちの実際の治療に直結するものとなります。このセッションでは、1.「身体診察法による診断法の評価」を通して、臨床研究とは具体的にどのようなことをするのかを知る 2.臨床研究が日常臨床に非常に役立つことを理解する ことを目標とします。あなたもきっと医療の現場に入ったとき、「わたしも臨床研究をやれそうだ!」という気持ちになることでしょう。そしてその後は是非、本学会の臨床研究道場に参加して臨床研究のはじめ方を学んでください。
セッション名講師氏名講師所属対象者
【3G】カトレア外来塾式人生シミュレーションゲームβ
~人生の岐路で気づきを得るには?聞いて話そう将来のこと~
渡辺 裕子(財)太田総合病院付属 太田西ノ内病院低学年(1、2年生)
 医療生協さいたま 大井協同診療所中学年(3、4年生)
河合 由紀曙光会 コンフォガーデンクリニック高学年(5、6年生)
鈴木 佳奈子家庭支援協会/4UrSMILE医療系学生
岡崎 寛子CFMD/久地診療所研修医
土井 絵里子荒川生協診療所 看護師 
鈴木 比有万医療法人社団 エトワール会 たんぽぽクリニック 
増山 由紀子CFMD/医療生協さいたま 大井協同診療所 
キーワード:家庭医療|家庭医教育・生涯学習|家族志向性ケア|ライフサイクル・ライフイベント|プロフェッショナリズム
キャリアや人生設計について、皆さんは今後どのような選択をしようと考えていますか?結婚/出産/育児など将来への期待や不安はありますか?人生は意図しないことの連続です。良かれと思った選択が苦労やストレスの連続だったり、予期せぬ出来事が思いがけずプラスに転じたり…。様々な場面でどう選び、どう受け止め、進んでいけば良いのでしょう?  私たちカトレア外来塾は、出産や留学など様々な休職経験を持つ医師を中心とした多世代のグループです。月1回、臨床の疑問だけでなく定期的に日々の振り返りも行い、私的なことも含め安全かつ楽しく語り合える学びの場です。人生の岐路に立ち、決断をした後は未知の世界。実際に様々な選択と経験を積んだカトレアメンバーと一緒に、将来を楽しくシミュレーションしてみませんか?  昨年から更にパワーアップしてお届けする「カトレア式人生ゲームβ」。選んだ後のリアルな経験談も交えつつ、情報としてキャリアを選ぶ際の指針、家庭医療に於けるライフイベントの捉え方等にも触れる予定です(家庭医療にとって、私的な経験も貴重な勉強の機会なのです)。男女、職種問わず奮ってご参加ください!
セッション名講師氏名講師所属対象者
【3H】あなたの学習スタイルはどのタイプ?
~テスト勉強から実臨床まで使える!学びのスタイルと臨床疑問の解決法~
西園 久慧飯塚病院総合診療科家庭医医療プログラム低学年(1、2年生)
金 弘子飯塚病院総合診療科家庭医医療プログラム中学年(3、4年生)
相良 春樹飯塚病院総合診療科家庭医医療プログラム高学年(5、6年生)
松島 和樹飯塚病院総合診療科家庭医医療プログラム医療系学生
新道 悠飯塚病院総合診療科家庭医医療プログラム研修医
佐藤 日香梨飯塚病院総合診療科家庭医医療プログラム 
赤岩 喬飯塚病院総合診療科家庭医医療プログラム 
武末 真希子飯塚病院総合診療科家庭医医療プログラム 
渡部 なつき飯塚病院総合診療科家庭医医療プログラム 
小田 隆太郎飯塚病院総合診療科家庭医医療プログラム 
安田 雄一飯塚病院総合診療科家庭医医療プログラム 
松本 朋樹飯塚病院総合診療科家庭医医療プログラム 
キーワード:家庭医療|総合診療|家庭医教育・生涯学習
私たち家庭医はプライマリ・ケアを学習するにあたって幅広い分野の知識の習得と臨床への応用が必要とされます。効率的に学習するには、自分なりのスタイルを習得することが大切です。しかし多くの学生や初期研修医の皆さんは、自分の学習スタイルを認識する機会がなく、臨床の疑問を素早く解決する方法に悩んでいます。 このセッションでは、参加者のみなさんをいくつかの学習傾向に分類し、それに適した学習スタイルをモデルに基づいて探していきます。 後半では、最新の医学に乗り遅れない方法、知りたい情報を効率良く手に入れる方法をどの学習傾向のみなさまでもわかるようにレクチャーします。 飯塚・頴田家庭医療プログラムで培ってきたノウハウも満載です。テスト勉強から実臨床まで使えるスキルが一杯です。ご参加お待ちしています!
 
【セッション④】8月7日15:00-17:00
セッション名講師氏名講師所属対象者
【4A】ワクワクするウィメンズ・ヘルスを実践するために!松田 真和静岡家庭医養成プログラム/菊川市家庭医療センター低学年(1、2年生)
鳴本 敬一郎静岡家庭医養成プログラム中学年(3、4年生)
 浜松医科大学産婦人科家庭医療学講座高学年(5、5年生)
堀江 典克静岡家庭医養成プログラム 
寺田 雅彦磐田市立総合病院 内科研修医
城向 賢浜松医科大学産婦人科家庭医療学講座 
岡崎 友里浜松医療センター 産婦人科 
キーワード:家庭医療|総合診療|医療面接|コミュニケーションスキル
家庭医がウィメンズ・ヘルス(WH)に精通することは、女性患者を包括的かつ継続的にケアしていくうえで非常に重要です。しかし、臨床実習や研修の中でWHに関する病歴聴取とそのコミュニケーション方法を系統的に学習する機会は乏しく、多くの医学生や医師が日常診療でWHを実践することを困難だと感じています。  ポイントをおさえて病歴聴取を行うことで、健康問題を正確に診断するだけでなく、患者の潜在化したニーズを掘り起こすことができます。  本ワークショップでは、今後WHを日常診療へ取り入れる中で、(1)これだけは押さえておきたい病歴聴取のポイントを学習し、(2)医師-患者間のコミュニケーションや関係性について考えることを目標とします。  ロールプレイを交えて楽しく学んでいきましょう。ワクワクするようなWHが待っています!
セッション名講師氏名講師所属対象者
【4B】退院したいけど帰れない!?~家庭医ならできる退院マネージメント~土田 知也川崎市立多摩病院総合診療内科低学年(1、2年生)
酒井 翼川崎市立多摩病院総合診療内科中学年(3、4年生)
堀越 健医療法人社団家族の森 多摩ファミリークリニック高学年(5、6年生)
照屋 陽子川崎市立多摩病院総合診療内科医療系学生
高畑 丞川崎市立多摩病院総合診療内科 
黒須 絵莉川崎市立多摩病院総合診療内科 
西迫 尚川崎市立多摩病院総合診療内科 
キーワード:家庭医療|総合診療
「先生、先日肺炎で入院した高齢なAさんなんですが、自宅には退院できないって言うんです。」「え!抗菌薬も終了するし、入院してやる治療はもうないよ!?どうして帰れないの!?」これはよくある病棟での一コマです。 みなさん、患者さんは治療が終われば自動的に退院になるものだと思ってはいませんか?どんなに珍しい病気を見つけどんなに難しい治療を成功させても、退院に向けた準備がおろそかであればスムーズな退院はできないのです!このワークショップでは「退院マネージメント」をテーマに、駆け出しの病棟勤務医として最低限知っていて欲しい内容を、症例を通じてグループごとに議論し理解を深めていただきます。「診断と治療」だけじゃないデキるお医者さんを目指しましょう!川崎市立多摩病院と多摩ファミリークリニックの家庭医が総力を挙げてみなさんにお伝えします!
セッション名講師氏名講師所属対象者
【4C】家庭医療×東洋医学(漢方・鍼灸)
 ~東洋医学が第一選択となるケースを知ろう!~
樫尾 明彦和田堀診療所低学年(1、2年生)
 医療福祉生協連 家庭医療学開発センター(CFMD)中学年(3、4年生)
喜多 敏明日本東洋医学会学術教育委員会高学年(5、6年生)
山口 智埼玉医科大学東洋医学科 
  研修医
キーワード:家庭医療|総合診療|生物・心理・社会モデル|患者中心の医療|多職種連携・チーム医療|相補代替医療(統合医療)
家庭医療の現場で、漢方は多様な場面で用いられています。危険な疾患を見逃さない救急外来に比較すると、家庭医は、西洋医学的な精査をしても器質的な原因が見つからない、もしくは、治療として有効性が示されている西洋薬がまだ確立されていない症候に関しても、対応を求められることがより多いと考えられます。しかしながら、それらの症状が、生命に危険な疾患や積極的な治療が有効である疾患に該当しないと考えられる場合には、仮に症状は残っていたとしても、経過観察となることが少なくありません。  上記のような西洋医学のみでは対応しきれない症状に対して、医学的側面だけでなく、心理的・社会的側面からもアプローチしていくのが家庭医療の考え方の一つです。加えて、器質的な原因の見つからない冷え症や易疲労感、食欲不振などの症状に対しては、漢方は第一選択となり得て、かつ漢方が奏効すれば比較的短期間に症状を改善することができます。血圧や血糖値、コレステロール値などと異なり、自覚症状が改善すると、患者さんもその効果を実感し伝えてくれるため、漢方を処方する側のやりがいも増していきます。  今回のワークショップでは、家庭医療に関心がありつつ、漢方初学者や、漢方に興味はあるがどう勉強するのかイメージがつきにくいと考える参加者を対象に、問診や症候からいかに処方に結びつけるかを中心に、ケースを用いて、家庭医が経験した漢方の有効な事例を紹介します。 また後半には鍼灸の実技も含めて、参加者の皆さんで鍼灸のワークも検討しています。 東洋医学とプライマリ・ケア(家庭医療)が、とても親和性が高いことを感じていただければと考えています。
セッション名講師氏名講師所属対象者
【4D】学生でもできる!一歩すすんだ高齢者ケアのい・ろ・は   
島 直子医療生協連家庭医療学開発センター(CFMD)中学年(3、4年生)
  レジデンシー東京/ふれあいファミリークリニック高学年(5、5年生)
岡崎 寛子CFMDレジデンシー東京/久地診療所医療系学生
吉田 秀平CFMDレジデンシー東京/北足立生協診療所研修医
   
   
キーワード:家庭医療|患者中心の医療|医師患者関係
生活習慣病で定期通院のおばあちゃんの外来。「いつもと変わりありません」「はい、じゃあまた次の外来で」。よくありそうな会話・・でも、ちょっと待って!本当にそれで大丈夫? 加齢により徐々に身体機能が変化する高齢者。臓器・疾患別に診るアプローチのみでは気づかないうちに足下をすくわれる場面もあるかも。気づいた時には要介護状態・・。そんなことにならないためにも、高齢者を包括的に評価する必要があります。とはいっても、限られた時間の外来でどうやって?できるの? ・・・安心してください!できるんです、このWSに参加すれば! このWSでは、高齢者に多くみられる問題について理解し、高齢者総合的機能評価(CGA)の簡単なスクリーニングを学びます。実際の症例をもとにディスカッションやミニレクチャー、ロールプレイを通じて、スクリーニングを体験していただきます。一歩進んだ高齢者ケアを行うためのツールを取得しましょう!  
セッション名講師氏名講師所属対象者
【4E】今年もやります!コーチングができる医療者へ!
~一歩先をいくコミュニケーションへのサマーレッスン~
名倉 功二関東労災病院 救急総合診療科低学年(1、2年生)
田口 智博三重大学医学部附属病院 総合診療科中学年(3、4年生)
中村 琢弥弓削メディカルクリニック/滋賀家庭医療学センター高学年(5、6年生)
井上和興鳥取大学医学部 地域医療学講座医療系学生
  研修医
 
みなさん、「コーチング」をご存知でしょうか? 最近になって医療に取り入れられているコーチングは部下・後輩に対する目標達成・問題解決・技能向上の促進やキャリアサポート、チーム力の向上、組織に対する活性化や成果達成、患者さんに対する行動変容などのサポート、さらには自己実現といった様々な場面で、効果的なツールと言われています。 今回、医療者でもあり、コーチでもある4人の講師が、参加者がコーチングを体験し、自己や他者とのコミュニケーションで効果的といわれるコーチングの本質を理解し、実践的に習得できるよう”コーチ”します。みなさんは、この時間の中で、コーチングの基本的な概念やスキル、意義などを楽しく学ぶことができるでしょう。2年間で参加者の95.3%の方にご満足いただけた内容をさらにパワーアップして行います。 コーチングの概要を理解したい、体験したい、効果を実感したい、明日から実践したい、など興味のあるすべてのみなさんのご参加を心よりお待ちしております。
セッション名講師氏名講師所属対象者
【4F】亀田流!家庭医外来研修 ~初期研修医でも家庭医になれる!?~久保田 希亀田ファミリークリニック館山 家庭医診療科低学年(1、2年生)
岩間 秀幸亀田ファミリークリニック館山 家庭医診療科中学年(3、4年生)
上松 東宏亀田ファミリークリニック館山 家庭医診療科高学年(5、6年生)
鵜飼 万実子亀田ファミリークリニック館山 家庭医診療科 
氏川 智皓亀田ファミリークリニック館山 家庭医診療科研修医
岡田 悠亀田ファミリークリニック館山 家庭医診療科 
岡田 唯男亀田ファミリークリニック館山 家庭医診療科 
坂井 雄貴亀田ファミリークリニック館山 家庭医診療科 
年森 慎一亀田ファミリークリニック館山 家庭医診療科 
松村 伸亀田ファミリークリニック館山 家庭医診療科 
宮本 侑達亀田ファミリークリニック館山 家庭医診療科 
吉澤 瑛子亀田ファミリークリニック館山 家庭医診療科 
金久保 祐介亀田総合病院初期研修医 
伊豆倉 遥亀田総合病院初期研修医 
日下 伸明亀田総合病院救急救命科 
安藤 崇之安房地域医療センター総合診療科 
キーワード:家庭医療|家庭医教育・生涯学習|医療面接|コミュニケーションスキル
初期研修の間は病棟や救急外来で患者さんと接することがほとんどです。病棟でみたあの高齢の患者さんや救急外来でみたあの児と、外来で家庭医として向き合ったら…。同じ主訴や患者さんでも”家庭医”として関わったら…何が変わるのでしょうか。 亀田では10年ほど前から初期研修に家庭医外来研修を取り入れています。指導医からフィードバックをもらいながら、幅広い患者層の中で、慢性疾患の管理、予防的介入、心理社会面への対応の仕方など、家庭医としての患者への向き合い方を学んでいきます。 このセッションでは、みなさんに初期研修医役として亀田の家庭医外来研修を疑似体験してもらい、家庭医ってどんな外来をしているのか、初期研修医でも家庭医外来ができるのか、などを感じていただきたいと思います。多彩な患者さんに多彩な視点で向き合い、家庭医の醍醐味を一緒に体感しましょう! 
セッション名講師氏名講師所属対象者
【4G】絶望事例に立ち向かえ-患者を見捨てないために水本 潤希愛媛生協病院初期研修医低学年(1、2年生)
藤原 匠平愛媛生協病院家庭医療専攻医中学年(3、4年生)
佐藤 龍平高松平和病院内科高学年(5、6年生)
山本 美奈子愛媛生協病院内科・家庭医療科医療系学生
尾崎 達哉愛媛生協病院内科・家庭医療科研修医
原 穂高愛媛生協病院内科・家庭医療科 
谷本 浩二新居浜協立病院内科 
キーワード:生物・心理・社会モデル|患者中心の医療|家族志向性ケア|医師患者関係|プロフェッショナリズム
家庭医の診療では、ときおり、どうしていいかわからず途方に暮れる事態に出くわします。疾患、家族、地域、社会制度、それぞれの思い、倫理的問題…。様々な次元の問題が複雑に絡み合い、どうしてこうなっちゃったのとネガティブな感情が沸き上がる。正直かかわりたくない、何もできることが思いつかない。けど、患者のその手を放したくない。何ともならないものを何とかするために、家庭医ができることは何でしょうか。このセッションでは、私たちが実際に経験したカオス的「絶望事例」を紹介し、どのように立ち向かえばよいのか、何とか乗り切るためにどうすればよいのかを皆さんと一緒に考えたいと思います。もとより私たちも明確な解答を持っているわけではありません。絶望の先にある一筋の光を一緒にみつけましょう。
 
【セッション⑤】8月8日9:00-11:00
セッション名講師氏名講師所属対象者
【5A】患者さんを幸せにするマネー¥ジメント高橋 毅ゆきあかり診療所低学年(1、2年生)
調 拓治奈良市立月ヶ瀬診療所中学年(3、4年生)
児玉 崇志地域医療のススメ/東京北医療センター高学年(5、6年生)
小林 聡史地域医療のススメ/西吾妻福祉病院医療系学生
松本 幸一郎地域医療のススメ/市立奈良病院研修医
井上 博人地域医療のススメ/六ヶ所村地域家庭医療センター 
キーワード:家庭医療|NBM|保険・福祉|多職種連携・チーム医療|医療経済、経営
「長年住み慣れた我が家で過ごしたい、最後は自宅で看取って欲しい」こんな希望に対して「在宅」の選択肢を選ぶ前に知っておかないといけない事があります。もしその患者さんが、高齢夫婦の二人暮らし。頼れる子供や親戚もいない。収入は年金のみで二人合わせて8万円。こんな状況で濃厚な介護サービス+外来診療を受けてしまって生活していけるのでしょうか? 現場で働くには介護保険制度やお金の知識も必要となってきます。このセッションでは、介護に必要な知識を身につけ、実際の症例を通した介護サービスの導入の方法を学んでいきます。ややこしい介護保険制度もこれでスッキリ!これで、いつ介護の相談をされても大丈夫。知って得する情報満載です。
セッション名講師氏名講師所属対象者
【5B】出張!!キャリアカウンセリング・ルーム in湯河原  低学年(1、2年生)
賀來 敦社会医療法人清風会岡山家庭医療センター中学年(3、4年生)
里見 なつき 東海大学伊勢原教学課:キャリアカウンセラー高学年(5、6年生)
我妻 久美子 総合病院 国保旭中央病院:キャリアカウンセラー 
  研修医
キーワード:家庭医療|総合診療|総合診療専門医試験|総合診療専門医研修制度|ライフサイクル・ライフイベント
日本プライマリ・ケア連合学会学術集会で大好評だったキャリアカウンセリング・ルームが、学生・研修医向けになって湯河原にやってきました。みなさんは実現したい夢や、イキイキと輝きたい、もっと成長したい、というような思いを持っていませんか?
キャリアとは「自分自身が歩いてきた道のりとこれからの進みたい方向性や夢」を指し
ます。キャリアカウンセリング・ルームでは、自分らしい選択や生き方、働き方ができるよう、将来を決める上での悩みのご相談をお受けし、そのような悩みをお持ちのみなさんのサポートをさせて頂いています。今回の湯河原ver,では、事前に参加者の皆さんからいただいた悩み・疑問やよくある質問に、スキルと経験を持つキャリアカウンセラーが一つ一つ丁寧にお答えしていきます。大勢の参加をお待ちしています。《このワークショップは、flipped classroom形式で行います。事前に30分程度のキャリアレクチャービデオの視聴をお願いします》
セッション名講師氏名講師所属対象者
【5C】症例から学ぶ!ここが知りたい高齢者診療  低学年(1、2年生)
関口 健二信州大学医学部附属病院/市立大町総合病院 総合診療科中学年(3、4年生)
許 智栄アドベンチストメディカルセンター 総合診療科高学年(5、6年生)
湯浅 美鈴津ファミリークリニック医療系学生
  研修医
キーワード;総合診療|医療倫理|多職種連携・チーム医療
「高齢者って嫌いじゃないけど、何か苦手...」 「病気いっぱい持ってるし、治らないから苦手...」 高齢者診療に苦手意識を持っている人は多いのではないでしょうか。それは、君たちが学んでいる「医学」は、疾患別だったり臓器別だったりを個別に学ぶことがほとんどで、複数の疾患を併せ持っている患者さんへのアプローチを学ぶ機会が無いためなのです。しかしながら、これから君たちが現場に出て診療する患者さんの半数以上は高齢者であり、その多くが、複数の疾患を持っていたり、虚弱高齢者であったり、余命限られた高齢者であったりします。そんな複雑な病態を持つ高齢者を総合的に診ることは、もはや医師にとって必須の診療技能! 本セッションでは、実際の症例を用いながら、外来、救急外来、病棟、それぞれのセッティングでの高齢者診療のコツを、米国老年内科専門医の講師2人と共に学びます。今から一緒により良いケアをする準備をしませんか? 
セッション名講師氏名講師所属対象者
【5D】診断学~つくば式 鑑別診断入門~五十野 博基筑波大学附属病院 総合診療グループ 
 水戸協同病院 総合診療科 
上田 篤志筑波大学附属病院 総合診療グループ高学年(5、6年生)
 水戸協同病院 総合診療科 
佐久間 崇文筑波大学附属病院 総合診療グループ 
 水戸協同病院 総合診療科 
キーワード:臨床推論・診断学
鑑別診断の挙げ方、考え方は経験していけばわかるもの?今年も、筑波大学総合診療グループと水戸協同病院が鑑別診断のノウハウを皆さんに伝授します!診断学は大学の講義で何となく教わっていたとしても、実際の臨床現場の設定で実践していかなければ身に付きません。そして鑑別診断は、臨床現場では患者さんからの問診や身体所見でリアルタイムに動いていきます。鑑別診断の考え方がわかれば、きっと明日からの外来実習や外来研修が楽しくなること間違い無しです!
セッション名講師氏名講師所属対象者
【5E】問診・身体診察って、ぶっちゃけどうなのよ!?  低学年(1、2年生)
  中学年(3、4年生)
松浦 武志北海道勤医協中央病院 総合診療 家庭医療高学年(5、6年生)
 医学教育センター(GPMEC) 
  研修医
キーワード:総合診療|医療面接|臨床推論・診断学|身体診察
問診と身体診察で疾患の8割は診断できる」とはよく言われます。しかし実際の臨床現場では、検査が主体でCT所見を見てから身体所見を確認するなどという本末転倒な場面をよく見かけるのではないでしょうか?
実際、問診・身体診察では予想できなかった疾患がCTで見事に描出されていることも経験したことがあるのではないでしょうか?
では、問診と身体診察でいったいどのくらい診断に迫れるのでしょう?
このセッションでは、やみくもな問診や身体診察ではない、診断に迫ることができる「意味のある問診」「意味のある身体診察」を紹介します。もちろん、感度・特異度といった科学的な裏付けもご紹介します。低学年でも、高学年・研修医のアドバイスを受けながら参加できるように内容を工夫してあります。デキる臨床医が問診と身体診察で鮮やかに診断に迫るその思考回路・その極意をご紹介します。ふるってご参加ください。
セッション名講師氏名講師所属対象者
【5F】いっちゃえ!海外交流 〜勢いプラスアルファのコツ教えます〜葛西 龍樹
JPCA-CILPD委員長
低学年(1、2年生)
 福島県立医科大学医学部 地域・家庭医療学講座中学年(3、4年生)
Seo Eun Hwang韓国家庭医高学年(5、6年生)
 福島県立医科大学医学部 地域・家庭医療学講座医療系学生
吉村 学JPCA-CILPD副委員長研修医
 宮崎大学地域医療・総合診療医学講座 
吉田 伸JPCA-CILPD委員/2013年度プロジェクト参加者 
 飯塚病院総合診療科 飯塚・頴田家庭医療プログラ 
高栁 宏史2013年度プロジェクト参加者/熊本大学医学部附属病院 
 地域医療・総合診療実践学寄附講座 
増山 由紀子JPCA-CILPD委員/2013年度プロジェクト参加者 
 医療生協さいたま 大井共同診療所 
櫻井 広子2015年度プロジェクト参加者/岩手県立中央病院 
森 冬人2014年度プロジェクト参加者/福島県立医科大学医学部 
 地域家庭医療学講座/只見町国民健康保険朝日診療所 
加藤 大祐2014年度プロジェクト参加者 
 三重大学大学院医学系研究科 家庭医療学 
キーワード:
 日本プライマリ・ケア連合学会 国際キャリア支援委員会(JPCA-CILPD)では、2013年より日英プライマリ・ケア交換留学プログラム英国短期訪問プロジェクトを、2014年より日韓プライマリ・ケア交換留学プログラム韓国短期訪問プロジェクトを開始しました。これまでのべ19人の日本の若手家庭医(家庭医療専攻医または家庭医療専門医取得後5年以内の医師)が英国または韓国を訪問し、のべ13人の海外の若手家庭医を日本各地の家庭医療後期研修プログラムで受け入れてきました。
 今回の企画では、実際のプロジェクト参加者らが経験を語り、準備マニュアルを紹介し、具体的な英会話例を示すことで、学生のみなさんに同じ立場の家庭医同士が国際交流を通じて得られることをお伝えします。
セッション名講師氏名講師所属対象者
【5G】家庭医・総合診療医を目指す人のための外来診断学
~網羅的情報収集から的を絞った診療へ~
鋪野 紀好千葉大学大学院医学研究院 診断推論学低学年(1、2年生)
 医学部附属病院 総合診療科中学年(3、3年生)
大平 善之千葉大学大学院医学研究院 診断推論学高学年(5、5年生)
 医学部附属病院 総合診療科医療系学生
池上 亜希子千葉大学大学院医学研究院 診断推論学研修医
 医学部附属病院 総合診療科 
廣瀬 裕太千葉大学大学院医学研究院 診断推論学 
 医学部附属病院 総合診療科 
三戸 勉千葉大学大学院医学研究院 診断推論学 
 医学部附属病院 総合診療科 
佐藤 恵里千葉大学大学院医学研究院 診断推論学 
 医学部附属病院 総合診療科 
勝山 陽太千葉大学大学院医学研究院 診断推論学 
 医学部附属病院 総合診療科 
大田 貴弘千葉大学大学院医学研究院 診断推論学 
 医学部附属病院 総合診療科 
横川 大樹千葉大学大学院医学研究院 診断推論学 
 医学部附属病院 総合診療科 
熊谷 安代千葉大学大学院医学研究院 診断推論学 
 医学部附属病院 総合診療科 
曽我井 大地千葉大学大学院医学研究院 診断推論学 
 医学部附属病院 総合診療科 
李 宇千葉大学大学院医学研究院 診断推論学 
 医学部附属病院 総合診療科 
Daniel Salcedo千葉大学医学部附属病院 総合医療教育研修センター 
生坂 政臣千葉大学大学院医学研究院 診断推論学 
 医学部附属病院 総合診療科 
キーワード:家庭医療|家庭医の歴史・展望|国際医療・保険
皆さん、網羅的な病歴聴取や身体診察を行ってはいませんか?情報過多の状態は、診断推論を難しくするとされています。また、入院では網羅的な情報収集が可能ですが、時間的制約が大きい外来では現実的ではなく、早い段階で鑑別診断を想起し、漸次収集される情報をリアルタイムに処理しながらの診断推論が必要になります。  効率的かつ的確な外来診療を行うためには、closed questionを駆使した病歴聴取と病歴から想起した鑑別診断に的を絞った身体診察が必須となりますが、一朝一夕で身につくスキルではなく、学生・研修医のうちからトレーニングすることが重要です。本ワークショップでは、千葉大学医学部附属病院総合診療部スタッフと家庭医療を専門とする外国人講師がファシリテーターとなり、スモールグループ形式で、closed questionを駆使した病歴聴取から鑑別診断を想起する診断推論の実践と、想起した鑑別診断にフォーカスした身体診察の実技指導を行います。網羅的な情報収集から一歩進んだ診断推論トレーニングを体験し、外来診療に必要な診断スキルを獲得しましょう。どうぞお気軽にご参加ください。